真夏の炎天下。梅雨明けと同時に蝉の声が街中に鳴り響く。
今回のecoleワークショップの開催場所は玉野にあるギャラリーを併設する共同アトリエ
「駅東創庫」
工場跡地を利用した巨大な創作スペースだ。
このギャラリーで映像を使ったワークショップを開催した。
今回の講師はイラストレーターのジャンジャックさんと映像クリエイターの中田徹さん。
イラストレーションと映像の2つのジャンルを使って何かできないかというところから
始まった。
一つは怪獣の工作折り紙。一枚の紙をはさみで切り取って、立体的に折って、色鉛筆で
色を塗って怪獣を作る。ただ、折り方がちょっと特殊でビデオカメラやスマートフォンのカメラで
動画で撮影すると、怪獣の首がぐる〜とカメラを追いかけてくる。なんとも奇妙な錯視だ。
これには大人も子どももびっくり!
肉眼では全く、動いていないのに、カメラのレンズ越しだと首が動いて見える!
うあ〜 気持ち悪い〜! なんで動くの〜!
アナログで作った折り紙が、デジタルのフィルターを通ると不思議な効果が生まれるって不思議だね!
夏休みの自由研究で、提出したら先生を驚かせることができるかもしれないね!って言いながらお母さん
達も楽しんでいた。
もう一つはプロジェクターに投影された映像を使って、映像の中に入って遊んでみようというもの。
流れ星やさざ波の映像、アニメに出てきそうなキラキラの映像など、いろんな視覚効果の中に入って
自分の影で遊んだり、虫取り網で流れ星を捕まえてみたり。
しばらくしてジャンジャックさんが子どもたちを集めてコマ撮り動画をみんなで作ってみよう!って呼びかけた。
最初はコマ撮り動画ってなに?って子どもたちの頭の中には??マークがいっぱい。
ジャンジャックさんがお手本を見せて、お母さんたちと一緒にストーリーを考える。
お母さんも一生懸命考える。
子どもとの共同制作は、お母さんのほうが、はりきっていた。
一生懸命に遊んでくれるお母さんは素敵だね!
最後にみんなでカメラの前でジャーーーンプ!!
今回は夏休みの平日の開催ということもあって、新しい家族の参加も多かったです。
会場の駅東創庫には不思議なものがたくさん!
いろいろ探検もできて楽しかったね!
素敵な夏休みの思い出の1ページになってくれたかな?
ecoleの活動は2014年度は以下の財団に助成をいただいてイベントを運営しています。
PHOTO 福田ジン TEXT 花田洋通